来年からは、海の男だ!

釣り仲間のKさんと、年末に二人で忘年会を行いました。平年であれば忘年会は釣りに行くのが決まっているのですが、お互いに年を重ねて仕事が忙しくなったのと家庭を持ったことも重なって、かつてのように釣りをする時間を取れなくなりました。

最近は釣り仲間と言うよりも、飲み仲間であるKさんとの話は、釣りよりも脱サラの話の方が盛り上がっています。ホームページの制作やサーバー管理などのネット関係の職場でディレクターとして切り盛りするKさんで、最近は中間管理職として上司と部下の板挟みで精神的にかなり苦しいといつも愚痴っているのですが、忘年会でのKさんは何かを決断したようでちょっと違いました。
「社畜として生きることに決めましたよ」

話を聞けば、奥さんが妊娠したとのことで、予定日はあと半年後。会社には不満があるものの、給料は多くはないが人並だし、会社は小さいながらも地方では大きな会社の子会社なので、潰れることはないし、残業代もそれなりに出ているし、この不景気に会社を辞めたら、今よりも給料が下がるし…。残念な感じのKさんですが、私からしてみれば、社畜になれるだけうらやましいことです。なぜなら、私はボーナスが出なかったし、来年からの給料カットも決定済みで、残業代は今も昔も出ていません。そこで、Kさんに切り出しました。

「本気で脱サラしようと思っているのですよ」
実は私は、釣り好きが高じて、跡取りのいない遊漁船から将来の船長として誘われていたのです。寝耳に水とばかりに、大興奮のKさんで、「それは、自分がやりたい」と言い出す始末…。先ほどの社畜宣言は、いったいどこへやら…。そんなこんなで私の「脱サラ宣言」で大いに盛り上がった二人だけの忘年会でした。来年からは、海の男だ!